Apple、App Storeにレビューへの返信機能を追加 – アプリ起動中に評価を行えるAPIも公開

現地時間2017年3月28日にAppleは、iOSの新しいバージョンであるiOS 10.3をリリースしましたが、同バージョンにデベロッパーがApp Storeから受けた評価に対して返信できる機能が含まれていたことが新たにわかりました。
さらにiOS 10.3では、アプリケーション内でアプリの評価が可能なAPIも公開しております。
App Storeの新機能
iOS 10.3は、主にApp Store絡みにアップデートとなっているようだ。
同バージョンでは、アプリケーション開発者が、App Storeで受けたレビューに対し、返信することができる新しい機能が追加されている。
これまでデベロッパーは、App Storeに公開したアプリケーションの評価に対して、返信する手段を持ち合わせておりませんでした。
アプリケーションの評価にて発覚されたバグの修復が終えたことをユーザーに連絡手段として、アプリケーションのアップデート時に記載する「新機能追加に関する文面」でしか周知することが出来ませんでした。
今回のレビューへに対する返信機能の実装により、デベロッパーからユーザーへ質問の解答や、バグの発見に対するお礼をすることが可能になりました。
さらに、ユーザーがアプリケーションを評価し、デベロッパーが返信した場合に、通知メールがユーザーに届くようになっているようだ。
このメールには、レビューをアップデートする方法と、デベロッパーの連絡用アドレスが記載される仕様となっており、アプリケーションについて詳細なやり取りを行いたい場合は、直接デベロッパーとコンタクトすることができる。
なお、このレビューへの返信機能は、Googleが提供している「Google Play Store」すでに実装されている機能で、iOS 10.3でようやく実装された形になる。
Appleによると、App Storeに公開されているアプリケーションへのレビューに対するデベロッパーからの返信が反映されるまで最大24時間かかるとアナウンスしております。
新しいAPIの公開
その他にもアプリケーションの起動中に、アプリケーションについての評価を直接、5段階評価できる新しいAPIも公開されております。
従来までは、評価を促すポップアップを表示し、ユーザーが評価を行うことを受け入れた場合にApp Storeに遷移させる動きでしたが、この一手間が無くなることになります。
このAPIにより、アプリケーションの評価数が大幅にアップすることや、適切な評価が行わるメリットがあります。
出典元:engadget
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