SamsungがiPad Pro2017年モデルの生産に向けてOLEDディスプレイの増産へ

2017年3月23日にSamsung Displayが、Appleが2017年に発売するであろう次期iPad Pro用のOLEDディスプレイの生産を増産する体制が整ったことが新たにわかりました。
さらに、OLEDディスプレイの増産の背景に、液晶ディスプレイ(LCD)の生産を減産していることからAppleが本格的に動き出したと推測されます。
LCDディスプレイとOLEDディスプレイ
AppleがOLEDディスプレイをiPadやiPhone、iPod Touchなどの端末に採用したことは今までに無く、2017年度から本格的にOLEDディスプレイの採用を行うようだ。
現時点の噂では、まずは2017年に販売される10周年記念モデルであるiPhone 8に採用され、2018年にiPad Proへ採用されていくとされております。
これらのOLEDディスプレイへの移行に伴い、SamsungはLCDディスプレイの生産を原産し、OLEDディスプレイの生産を増産しているとされております。
地元韓国のメディアによると、すでに2017年1月からタブレットとラップトップを対象とした増産を行っていると報じており、iPad Proへの採用は2017年中である可能性も出てきました。
なお、Samsungは2017年後半には、今までのOLEDディスプレイの生産性を2,000〜2,500万枚から3,000万枚まで増産する見込みだそうだ。
AppleとOLEDディスプレイ
2017年に入り、AppleのOLEDディスプレイの生産について多くの情報が飛び交っている。
Appleのディスプレイ革新は、Retinaディスプレイから現在まで大きな変化が無い現状だ。
さらにiPadの売り上げ台数は、12四半期を連続でマイナスを記録しており、何かしらのアピールポイントが必要だ。
そこで、しばらくアップデートを行っていないディスプレイに着目し、消費電力や黒の強さが特徴的なOLEDディスプレイの採用を検討したと予測されます。
OLEDディスプレイのメリットは、有機EL特有の湾曲したディスプレイを可能にする点や、消費電力性能、高いコントラストなどが挙げられる。
ですが、デメリットとしては、生産コストの高さや、画面の焼き付き問題、画面の劣化に伴うコントラストの減少などが挙げられる。
AppleにとってOLEDディスプレイの採用は、従来までのサポートではカバーできない点や、初期不良の可能性などを考慮するとデメリットの方が多いように見受けられる。
しかしながら、2017年の後半にまずはiPhone 8がお披露目されるので、Appleの動きに注目していきたい。
出典元:iPhone Mania
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