BMW、2021年までに自動運転に搭載する自律性能をレベル5へ – 自律性能レベル5とは?
現地時間2017年3月16日にBWMは、2021年までに自動運転車にのける自律性能のレベルをレベル3、レベル4、レベル5まで性能を引き上げることがわかりました。
BMWの自動運転
今回の情報は、2017年3月16日にBMWのベルリンで開催されたパネル席で、自動運転担当上席副社長であるElmar Frickenstein氏からの情報となります。
さらに今回の発表では、2021年までに自律性能レベル5を搭載した自動運転車を発表するとしており、完全な自動運転の実現が間近であることを表しております
自律性能レベル3については、近年中に実現可能であると各メディアも報じておりますが、自律性能レベル4は、システム主体型の自動運転と定められているため、一般車への搭載はまだ先の話だと思われます。
なお、BMWは、2017年1月7日に自動運転と自動駐車が可能な「5シリーズ」のプロトタイプを公開している。
レベル5の自律性能
自動運転性能における自律性能レベル5は、自動運転車で有名なテスラ社が2017年26日に「遅くとも6ヶ月以内に自律性能レベル5を搭載した車が登場する」と宣言してから生まれたステージとなっております。
一般的に自動運転性能は、レベル1からレベル4までに分類されており、これは、日本政府や米国運輸省道路交通安全局 (NHTSA) が自動運転のレベルを4段階として定めております。
しかし、アメリカのSAEインターナショナルという非履歴団体が定義している自律性能はレベル6まで定めております。
自律性能のレベル
自律性能 レベル1 運転支援
こちらはドライバー主体となっており、あくまでシステムはドライバーの補助として作動しております。
この段階では、システムは加速・操舵・制動が可能なほか、自動ブレーキなどの安全運転支援システムなどといった機能が搭載れております。
自律性能 レベル2 部分的運転自動化
レベル2でもまだドライバー主体です。
レベル1との差別化は「アダプティブクルーズコントロール」が搭載されているか否かで分類されております。
アダプティブクルーズコントロールは、アダプティブクルーズコントロール、レーンキーピングアシストなどを組み合わせることによる運転支援システムを可能とします。
先行車との車間距離を一定の距離で保ったまま自動追従走行を行い、車線を認識した自動操作をおこなうことで、ある程度のカーブを曲がる事もできる。
自律性能 レベル3 条件付き自動運転
レベル3からシステム主体型の自動運転と呼ばれるようになります。
ここまで来ると、システムが加速・操舵・制動の全てを行いますが、システムが要請したときはドライバーが運転を変わる必要がある。
一定の条件下で自動運転が可能だが、緊急時や、システムが判定できない状況の場合はドライバーが運転する必要がある。
なお、自律性能レベル3が搭載された車で事故が起きた場合は、ドライバーに責任がある。
日本政府は2020年までにレベル3の自動運転車の実用化を目標としている。
自律性能 レベル4 高度自動運転
レベル3との大きな違いは、いかなる場合でもシステムからドライバーへの要請を必要としません。
日本政府は、レベル4の自律性能を2020年後半に実用化するようとのこと。
自律性能レベル4までくると、無人タクシーやバスなどの実用化が可能になります。
自律性能 レベル5 完全自動運転
レベル5では、文字通り完全な自動運転が可能となります。
全ての判断や運転操作をシステムが行います。
そのため、システムからの要求を必要としないことや、自動運転を行う条件が無いためドライバーは何もする必要はありません。
この自律性能レベル5が2021年に実現されるのであれば、人間の生活や経済に大きな変化が生じると推測されています。
出典元:TC
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