iOS版Chrome、あとで読む機能「リーディング リスト」機能を追加 – バグも発見

2017年3月15日にGoogleは、iOS版Chromeにて、オフラインでも読める新機能として「リーディング リスト」に対応したことが明らかとなりました。
これにより圏外状況下でのWEBページの閲覧可能になり、iPod Touchのようにモバイル通信機能が搭載されていない端末でも前もって「リーディング リスト」へ追加することにより、いつでも閲覧することが可能となりました。
リーディング リスト
リーディング リストに対応したGoogle Chromeのバージョンは「Chrome 57」となっており、こちらは2017年3月14日にリリースされたバージョンとなっております。
リーディング リスト機能に対応しているiOSのブラウザは、標準ブラウザであるSafariやiOS版FireFoxなどがあげられ、Googleは「Google Chrome」への対応が少し遅かったことがわかります。
なお、リーディング リスト機能は、Safariで保存したページをFireFoxやGoogle Chromeなどの他のブラウザ(アプリケーション)で閲覧することはできないため、あくまでも同一のブラウザのみ利用することができます。
利用方法
保存したいページで「右上のメニュー」をタップし、iOSの共有アイコンをタップします。
そうすると、iOSの共有ポップアップが表示され、下の列にGoogle Chromeアイコンで「あとで読む」が表示されますのでこちらをタップします。
タップ後に、Google Chromeのメニューボタンをタップし、「リーディング リスト」をタップします。
リーディング リストのポップアップが表示され、先程保存したWEBページがリストに追加で確認できます。
これによりオフライン環境でも、自由にWEBページを閲覧することができます。
なお、Safariのリーディング リストは、iCloudを経由することでiOS端末のみならず、OS Xでも閲覧が可能となっております。
これに対し、Google ChromeはあくまでもiOS版のGoogle Chromeのみしか対応されておらず、保存したWEBページすら閲覧することができません。
さらに管理人の状況で、Google Chromeでリーディング リストを利用してもうまく保存されない状況を確認しております。
リーディングリストとして保存しましたが、テキストのみ表示され、CSSや表示領域外(スポンサーリンクより下)が表示されませんでした。
これは、スポンサーリンク配下がうまく保存できなかったと見られますが、CSSなどが適応されていないこともあり、原因不明です。
対して、iOS標準ブラウザであるSafariで確認してみた結果、JavaScriptの動きやCSSも完璧に再現されております。
もちろん両者とも機内モードで検証しております。
今回の検証では、Google Chromeでうまく保存できない問題が発見されたため、こちらのバグ修正の他に、iOS以外のGoogle Chromeに対応することを願います。
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