Google、Levi’sと共同開発したスマートジャケットを今年の秋に発売へ

2017年3月12日にGoogleとLevi’sが、2年前から共同開発してきた「ジャケットの生地に触れるだけでスマートフォンをコントロールできる」プロジェクトの第一弾であるデニムジャケット型のスマートジャケットが今年の秋に販売されることがわかりました。
スマートジャケット「Commuter」とは
Gooleは、数年前から伝導性の布地に織り込むことで、衣類をウェアラブル端末へと変えるプロジェクト「Jacquard」を進めてきました。
プロジェクトの第一弾は、衣類メーカーである「Levi’s」と共同開発を行い、自転車利用者をターゲットとしたデニムジャケット「Commuter」に「jacquard」の技術を取り入れたのが約2年前になります。
それから2017年3月11日、米テキサス州オースティンで開催中の音楽・映画・インタラクティブ技術に関する大規模イベント「South by Southwest (SXSW)」にて、GoogleとLevi’sが、スマートトラッカージャケットCommuterを2017年秋に350ドル(約4万円)で発売すると発表しました。
参考までに、Levi’sから販売されている普通のLevi’s Commuterトラッカージャケットの値段は148ドル(約1万7,000円)とのこと。
操作方法
今回発表されたCommuterは、袖口部分にBluetoothタグ(洗濯時には取り外し可能)を搭載しており、スマートフォンとペアリングすることができます。
操作方法は、袖に触ることで音楽の再生や音量調整のみならず、電話の受け答えやナビゲーションなどの操作が可能です。
そして、ジャケットにあるタグさえ外せば、ジャケット単体のは洗濯可能とのこと。
なお、販売国が米国のみなのか一部地域への販売なのかが現在は不明であるため、日本での販売も現時点では不明となっております。
しかし、日本で自転車を運転しての音楽(イヤホン)の視聴や運転の妨げになる行為は、違法になる可能性があります。
冒頭にも記載しましたが、今回のデニムジャケット「Commuter」は自転車利用者をターゲットとしており、日本で自転車を乗りながらの使用はできないと思われます。
しかし、ウォーキングやランニングにかかわらず、多くの場面で活躍できるのは確かだと思われるため、興味のある方は是非チェックしてみてはいかがでしょうか。
出典元:iPhone Mania, SXSW SCHEDULE
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