iPhone 8、新型GPUによりグラフィック性能が35%向上か

現地時間2017年3月13日に、iPhoneのGPUを供給している英Imagination Technologiesが、iPhone 8で「PowerVR Furianアーキテクチャー」が強化されたGPUを発表したことがわかりました。
iPhone 8のGPU
Imagination Technologiesが新たに開発したGPUは、処理性能を表す「GFLOPS」が35%アップしており、命令処理性能を表す入出力密度は80%も向上しているようです。
この新しいGPUは、2017年に販売されるiPhoneシリーズへ投入されると噂されております。
さらにAppleの最高経営責任者(CEO)であるティム・クック氏は、VR(仮想現実)よりAR(拡張現実)に強い関心を示しており、次期iPhoneへのGPUの強化はAR技術を活かした機能が搭載される可能性があります。
以前の記事で、Appleがイスラエルの顔認証システムを強みとしているRealFace社を買収したり、KGIのジャーナリストであるMing-Chi Kuo氏が「iPhone 8には、顔認証システムが採用される」と予測しておりました。
iPhone 8でホームボタンが廃止されるなどの噂もあることから、Appleは同社の指紋認証システムから顔認証システムへ切り替える可能性も否定できない。
Imagination Technologiesの新しいGPUによる新しい「PowerVR Furianアーキテクチャー」は、これらの機能をスムーズに動作させるために不可欠なものと思われる。
GPUの製造先を買収?
冒頭にもありますが、Imagination Technologiesは歴代のiPhoneシリーズのGPUを供給しておりました。
しかし、同社がAppleへの依存度が非常に高い事から、2016年3月にiPhone出荷台数の減少に伴う業績悪化のため「正社員350名をリストラ」を行い、Appleも同社の経営陣を含む社員を多く引き抜いております。
このために、AppleとImagination Technologiesとの間で、買収計画が行われており、AppleがGPUを自社開発を行うのではないかと報道されているようです。
出典元:iPhone Mania
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