Apple、非正規業者でもディスプレイ以外の修理であれば保証対象内に

2017年2月25日にMacRumorsによるとAppleは、非正規の修理業者がiPhoneのディスプレイ以外を修理する場合、保証対象内にすることをAppleの社内に通達していたことがわかりました。
従来までは、非正規の修理業者がiPhoneを修理した場合、保証期間内保証対象外になってしまいました。
ですが今回の通達により、非正規の業者が保証期間内にiPhoneのディスプレイ以外の修理が認められたことになります。
このことから、「すでにディスプレイ以外の修理を受けたiPhone」のディスプレイが割れた場合に、Apple Storeや正規サービスプロバイダーに修理を受け付けてもらうことが可能だそうだ
非正規の修理業者を利用するメリットは、やはり修理費の安さです。
iPhoneのディスプレイ以外の部品を修理する場合、数万円の修理費がかかるのに対し、非正規の修理業者で修理する場合、Appleの修理費と比較しても3〜5割ほど安く修理できるところが多いです。
サードパーティ製のディスプレイを搭載したiPhoneをApple Soteや正規サービスプロバイダーへ修理を求める場合、両者ともディバイスの不正改ざんや不正パーツの使用を点検するるよう指示を受けているため、修理を拒まれる可能性が高いです。
Apple Storeや正規サービスプロバイダーで修理する場合、保証期間や保証内容、価格設定に基づいて壊れた部品を交換してもらえます。
当たり前ですが、サードパーティ製のディスプレイを搭載したiPhoneは、保証サービスを受けるためにAppleの標準の1年保証やAppleCareによる延長保証のいずれの保証期間中であっても保証を受けることができません。
さらにApple正規のディスプレイをサードパーティ製のディスプレイに交換する場合、Apple正規サービスプロバイダーは、新しいディスプレイを保証外の価格で見積もるよう、指示されているようです。
Appleは、「AppleCare Plus」ではサードパーティ製のディスプレイやバッテリーの修理については扱っていないとコメントしており、もしサードパーティ製からApple正規品へ交換する場合、通常の修理費よりも高額な修理費になる可能性が高いと思われます。
なお、今回Appleが社内向けに行った通達は、米国とカナダで行われていることを確認済みですが、日本などの他の各国に適応されているかは不明となっております。
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