次期iPhone(2017)の有機ELモデルのフロントカメラは3Dセンシング機能を搭載か

2017年2月22日にMacRumorsは、Apple関連の情報に精通するKGI証券のアナリストである「Ming-Chi Kuo氏」が、次期iPhoneシリーズの有機ELディスプレイを搭載したモデルは、「3Dセンシング機能を備えた画期的なフロントカメラシステムを搭載している」とコメントしていることがわかりました。
3Dセンシング機能を搭載したフロントカメラは、Appleが2013年に買収した「PrimeSenese社」の3Dモーション検出技術が搭載されているようです。
また、既存のフロントカメラモーションに加えて、赤外線送信モジュールと赤外線受信モーションを新たに加え、計3つのモーションで構成されることになります。
赤外線モジュールは、Lumentumの赤外線送信機と、Foxconn/SHARP製の受信機が採用され、物体から跳ね返ってくる赤外線を受信することで、物体の形状を認識するようです。
赤外線により物体との距離を検出することでiPhoneは、物体との距離や範囲を検出し、最適な制度でセンシングを行うことが可能になりました。
これにより、顔認証や色彩認識、立体的な自撮り写真が撮影可能になります。
これらのモジュールの追加により、ユーザーの顔を3Dスキャンし、ゲームに登場させる、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)に応用できるため、一層ゲームの幅が広がることが予測されます。
J.P Morganのアナリストである「ロッド・ホール氏」は、「顔認証は指紋認証システムよりも安全性の高い認証システムは、顔認証システムだ」と発言しており、iPhoneに採用されればコンビニやカフェ、金融機関でのApple Payの需要はより強固になると予測しております。
さらに、Appleは、AI(人工知能)を使った顔認証システムを開発しているイスラエルの企業「RealFace」を買収したばかりで、顔認証システムの採用は近い将来、採用される可能性が高いです。
今回上がった3つのモジュールを使用したフロントカメラ技術が、2017年発売されるiPhoneへ採用されれば、「ユーザーに革新的なユーザーエクスペリエンスをもたらす」とロッド・ホール氏は発言しております。
2017年モデルのiPhoneは、OLED(有機EL)ディスプレイ採用が採用さた「iPhone8」の他に、現行モデルの性能向上版「iPhone7s」「iPhone7s Plus」の合計3モデルになると予測されています。
しかし、クオ氏によると3Dフロントカメラ技術が採用されるのは「iPhone8」だけ、とコメントしており、多くのリーク情報から推測すると、新機能が採用されるのは主に「iPhone8」のみのようです。
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