Linux、カーネル4.10の新機能を公開

米国時間2017年2月16日にFosbytesに掲載された「New And Best Features Of Linux Kernel 4.10 | Fossbytes」が近日中のリリースが予定されているのLinuxカーネルの新たなバージョン「Linux kernel 4.10」で登場することになりましたので、新機能を紹介しております。
Linuxの新しいバージョンである「Linux kernel 4.10」では、幾つもの新機能が追加されている他、ハードウェアのサポートも向上している。
紹介される新機能を12件ピックアップしました。
- ブロックレイヤへのライトバックスロットル機能の統合(システムがより流動的になり、バックグラウンドのライトバックアクティビティと衝突しなくなります)
- NVIDIA DRMドライバの改善(マルチストリームトランスポートのサポートや、パフォーマンスの向上、将来の開発へ向けたリファクタリングの実施)
- MD RAIDサブシステムにおけるフェースファストのサポートを追加
- AMDGPU DRMドライバのバグ修正とAMD Zenのサポートを追加
- Intel Turbo Boost Max 3.0技術のサポート及びIntel Cache Allocation技術のサポート
- Intel GVTメインラインのサポートを追加(仮想環境がグラフィックハードウェアを利用できるようになります)
- 新ARMプラットフォームの追加(Huawei Nexus6P、LG Nexus5X、Pine 64、Snapdragon 808/810、Samsung Exynos 5433、 NXP LS1046A、etc…)
- Raspberry Pi 3およびMicrosoft Surface 3などのサポートを改善
- Skylake CPUにおけるHDMIサポートを改善
- Tegra P1/Parkerのサポートを追加
- ExT4 DAX iomapをサポート
- XFS iomapをサポート
なお、Linux Kernel 4.10は、2017年2月19日に公開が予定されている。
Linux Kernel 4.10では、様々な新機能が追加されたバージョンであり、各種ディストリビューションのサポートがどうなるか注目されております。
興味のある方は、まずはLinuxをダウンロードし、仮想環境を立ち上げたうえでテスト的に使用することをおすすめします。
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