ZTE、5G対応スマホGigabit PhoneをMWC2017でお披露目か

中国のスマートフォンベンダーで有名なZTEの日本法人である「ZTEジャパン」は、2017年2月27日に「スペイン・バルセロナ」で開催される「Mobile World Congress 2017(以下MWC)」にて「ZTE Gigabit Phone」というコードネームのスマートフォンを発表することがわかりました。
「ZTE Gigabit Phone」の細かいスペックは公表されておりませんが、コードネームにもあるように「下り最大1Gbps」の通信速度に対応するようだ。
ZTE社は、「下り最大1Gbpsの新たなスピード基準による接続性の革新を実現する」と意気込んでおり「先進的なスマートフォン」として、強くアピールしております。
同機に関しましては、下り1Gbpsに対応する点などから、モデム部はクアルコム製の「Snapdrogon X16」を搭載し、SoCにもクアルコムの「Snapdragon835」を搭載すると噂されているようです。
もし、こちらのスペックで販売されれば同社の言うとおり先進的なスマートフォンとなります。
もう一つのアピールポイントに「5Gモバイル時代に重要な役割を果たす」とコメントしており、LTEより1世代進んだ無線通信技術である「5G」の文字を使ってアピールしております。
「5G」を使用するには「3GPP Release 15以降の仕様に準拠する必要」があり、ZTE Gigabit Phoneに搭載されるであろう「Snapdragon X16」はこの技術要件を満たしております。
以上のことから、Gigabit Phoneは、5G対応スマートフォンであり「世界初の5G対応スマートフォン」となります。
なお、MWCのZTEブースには、Androud NougatやDaydreamに対応した「AXON 7」や、低価格で人気を集めている「BLADE」シリーズなど様々な新機種を展示する予定であると発表しております。
Gigabit Phoneの詳細な仕様が決まるまでは、まだ時間がかかりますが、ZTEのような新しい技術を積極的に取り入れる製品が日本で発売されることにも期待していきたいです。
また、日本で5G回線が利用できるようになるのは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが開催される頃だと噂されており、すでに総務省はロードマップの大枠を公表しているようだ。
総務省は、東京オリンピックで5Gの実現を見せる場として活躍することが何よりも重要視されており、産学官が連携して取組みを強力に推進している。
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