Apple、中国で12.8%のマイナス成長へ

2017年2月5日に調査会社IDCは、中国におけるスマートフォン市場についてのリポートを発表した。
中国のスマートフォン市場
同社によると、OPPOやファーウェイ、 VIVOなどの現地メーカー3社が急進しており、中国のスマートフォン市場の半分のシェアを奪う勢いだと述べている。
2016年第4半期の中国におけるスマートフォン市場の順位を以下にまとめました。
- OPPO : 18.1%
- ファーウェイ : 16.9%
- VIVO : 16.0%
- Apple : 11.0%
- シャオミ : 7.4%
以上のベスト5位を見ての通り、現地メーカー4社のシェアの合計値は、「58.4%」となっており、中国市場の約6割近くに達しております。
中国市場におけるAppleは?
中国市場におけるAppleは、中国での前年比成長はマイナス12.8%となっております。
これはAppleにとって、現地メーカーの根強いシェアが影響しており、かなり厳しい数値となっている。
しかし、中国の消費者はiPhoneの最新モデルを考慮して購入を控えているとも捉えられ、Appleブランド価値が下がったと断言できない。
iPhoneは今年で10周年を迎え、10周年記念モデルとなるiPhone8には、湾曲ディスプレイの採用やOLEDパネルの採用、ワイヤレス充電の実現など様々な機能が搭載されると噂されている。
その為、中国の現役iPhoneユーザーは、現行モデルをスキップし、iPhone8の購入を視野に入れている可能性は十分考えられます。
IDCは、iPhoneの高額な値段もマイナス成長に影響していると述べているが、App StoreにおけるiOSアプリの売り上げは年々上がっているのが現状です。
Appleは過去に低価格モデルである「iPhone 5c」を発売しましたが、中国のスマートフォン市場の低価格戦争への参戦は拒否している。
Appleとしては、iPhoneをブランドとして、ハイエンドモデルとしてのイメージを維持し続けるものだと思われる。
さらにAppleの中国市場におけるシェアはマイナスですが、利益率では、現地メーカーらを上回っております。
これは、中国市場やアジアなどに留まらず、世界中どの地域や国にも当てはまっているので驚きを隠せない。
今後もAppleは、中国市場に限らず、iPhoneをAppleブランドとして認知され続けるように行動していくと思われます。
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