Gmail、2017年でWindows XPとVistaのサポートを打ち切りに

Googleは、米国時間2017年2月1日に、2017年内に「Windows XP」と「Windows Vista」でのGmailのサポートを打ち切ることを発表した。
今回の発表は、G Suiteチーム(Google Apps for Work)によるものでしたが、G Suiteユーザー以外のGmailも該当されるようだ。
G Suiteでは、最新バージョンの「Google Chrome」のみをサポートしており、通常は旧バージョンのサポート終了をアナウンス行いません。
しかし、「Windows XP」と「Windows Vista」をサポートする「Google Chrome」はバージョン「v49」が最後となっており、該当OSを利用しているユーザーへの影響が大きいことから特例的に発表が行われた。
Google Chromeのサポート期限
2017年2月8日から、v53以前の「Google Chrome」を利用しているユーザーに対して、ソフトウェアまたはシステム本体の更新を促すバナーが表示されるとのこと。
「Windows XP」と「Windows Vista」に対応する「Google Chrome」のバージョンは「v49」が最後のバージョンとなり、それ以降に新たに実装された一部の機能が利用できない。
なお現在(2017年2月6日)では、Stableチャンネルでv56が最新のバージョンとなっている。
Windowsのサポート期限
対する「Microsoft」も、「Windows XP」と「Windows Vista」のサポート終了するため、いずれにせよ、セキュリティ上のリスクが存在する。
なお、今年の4月には、「Windows Vista」のサポートが切れる予定となっている。
現在、サポートされているWindowsのサポート期限は以下のとおりである。
- Windows Vista SP2 : 2017年4月11日
- Windows 7 SP1 : 2020年1月14日
- Windows 8.1 : 2023年1月10日
- WIndows 10 : 2025年10月14日
今後の挙動
2017年内にはv53以前の「Google Chrome」を利用したGmailの利用は可能ではあるが、12月初頭には簡易HTMLのGmailにリダイレクトされるとのこと。
Googleは「Google Chrome」のバージョンアップはもちろんですが、「Windows Xp」、「Windows Vista」などのOS単位でのアップデートを推奨しており、セキュアな環境への以降をおすすめしている。
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