Apple、iPhone Xの有機ELディスプレイに関するドキュメントを公開 – 知っておきたい有機ELのデメリット

2017年11月3日にAppleが、「iPhone X」に搭載されているSuper Retinaディスプレイである有機ELに関するサポートドキュメントを公開していることが明らかとなりました。
Apple、有機ELのサポートドキュメントを公開
2017年11月3日にAppleが、先日販売された「iPhone X」に採用されているSuper Retinaディスプレイこと有機ELのサポートドキュメントを公開したことが明らかとなりました。
有機ELは、黒色をはっきりと発色できる反面、「残像」や「画面の焼付き」問題などが挙げられております。
Appleは、このような有機EL特有の問題を軽減させるためのサポートドキュメントを公開している。
サポートドキュメントには、有機ELの問題を軽減させる内容と、有機ELを使うメリットにも触れているようです。
Appleから推奨されているiPhone Xの使い方
Appleは、有機ELを採用した「iPhone X」の使い方を以下のように推奨している。
- iPhone X を最新バージョンの iOS にアップデートしてください。新しいアップデートが公開されると、アップデートの案内が表示されます。「設定」>「一般」>「ソフトウェア・アップデート」でアップデートを確認することもできます。
- 「明るさの自動調節」を使って、周辺光に合わせてディスプレイの明るさを自動的に調節してください。この設定はデフォルトで有効になっています。設定状況を調べるには、「設定」>「一般」>「アクセシビリティ」>「ディスプレイ調整」の順に選択します。
- iPhone X のディスプレイを使っていないときは、その電源を切るように設定しておきましょう。時間を短く設定しておくことを推奨します。設定を調整するには、「設定」>「画面表示と明るさ」>「自動ロック」の順に選択します。
- 静止画像を最大輝度で長時間表示し続けることは避けてください。iPhone X を特に使っていないときでもディスプレイをオンのままにしておく App がある場合は、コントロールセンターを使って明るさを一時的に低くしておけます。
少なくとも、これらの設定により画面の焼付き問題を軽減することが見込まれております。
また、「iPhone X」のディスプレイを必要以上に点灯させないようアナウンスされており、従来までのiPhoneよりもシビアであることがわかります。
有機ELのデメリットをおさらい
有機ELの大きなデメリットとして、「残像」と「画面の焼付き」問題が挙げられました。
有機EL関連の他のデメリットしては、コントラストの劣化が挙げられる。
その為、「iPhone X」を使えば使うほど色合いが劣化していき、購入時とは違った色で発色されてしまうようです。
よく家電量販店にあるAndroid Wareの展示コーナで、各時計が残像や焼付きが多く見られるのは、有機ELディスプレイを付けっぱなし、あるいは酷使した使い方をしてしまった例だと言えるでしょう。
iPhoneを一日中使用しているユーザーにとっては、もしかすると「iPhone X」の寿命は短すぎるのかもしれません。
[Apple]
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